AICHI TRACK&FIELD Association Strengthening Divison.

活動報告

都道府県対抗駅伝 結果報告                R4.2.9(木)

  皇后盃第41回女子・天皇盃第28回男子全国都道府県対抗駅伝

 年末年始の代表者合宿を経て、令和5年1月15日(日)女子駅伝が京都で、翌週22日(日)男子駅伝が広島で開催されました。男女ともに最終合宿前後からの体調不良者・故障者が数人出てしまい、いつも以上にチームワークが試される大会となりました。女子については第38回大会で、連続入賞(優勝2回)を10年で止めてしまい出直しを誓い、第39回大会中止を挟んで昨年行われた第40回大会で7位入賞と新生チーム愛知をスタートさせての2年目でした。毎日スタッフミーティングを開き、最良のオーダーはいかに?で話し合いを続けて決定された区間配置。試走・カテゴリー別ミーティングでの徹底されていったレース展開による走り方。当日は選手一人ひとりの意地と愛知県代表である誇り、そして何よりここまで大切にしてきたチームワークを信じレースを見守りました。作戦通り1区山本有真選手の見事な先頭争いからの2位(トップとの差2秒)でのタスキ渡し。2区吉田莉帆選手・3区杉浦華夏選手・4区鷲見梓沙選手・5区中馬蘭奈選手・6区森彩純選手・7区前田彩花選手・8区渡邉真瑚選手と全員が粘りの走りを見せてくれ、常にトップグループが見える位置でのレースを展開してくれました。その中でも山本選手の区間2位に続き、各区間一桁順位で快走してくれた3人(鷲見選手4区8位・森選手6区2位・前田選手7区6位)の姿は、チームメイトに力を与えるとともに、県民の皆様にも興奮と楽しむ時間を提供できたのではないでしょうか。9区磯部選手は、公式戦初の10kmを走るという期待と不安の観戦でありましたが、仲間が繋いだ入賞圏内の走りが見事彼女の背中を押し、2年連続入賞といううれしい結果を出してくれました。新生チーム愛知は苦しい中でも粘りを見せ、2年連続入賞を果たしてくれました。
       

 翌週の男子は雪の心配がされる中での開催でしたが、比較的暖かい中での大会となりました。こちらは1区河野温喜選手に、トップとの差30秒以内での走りを期待してのスタートでした。ほぼ設定通りの、冷静かつ粘りの走りをしてくれました。2区・3区と少しずつ位置を上げ、入賞圏内8位の背中が見える位置まで押し上げる作戦でしたが、大きな大会の経験がない2区坂田剛選手に、少し重い責任を背負わせてしまったか、緊張から彼本来の走りができず順位を下げる結果となってしまいました。今回のこの経験が、またチーム愛知に戻りリベンジしてくれることでしょう。3区田中秀幸選手には、経験豊かなベテランの走りで、大幅な順位上げが期待されていましたが、タスキを渡された位置が、彼には前半から追い上げるレースしか選択肢がない状態となってしまい、申し訳ない負担をかけることとなってしまいました。4区・5区にはチーム愛知のツインズ、平松龍青選手・享祐選手の登場でした。互いをライバルとし切磋琢磨してきた2人は、お互いの力を信じて走り抜き、少しずつ順位を上げながらタスキを6区へと繋いでくれました。6区鷲見龍之介選手も坂田選手同様大きな大会は初経験で、期待と不安の入り混じる観戦となりました。5区とのタスキ渡しの際接触があり、スタートと同時に転倒してしまうハプニングに見舞われてしまいました。すぐに立ち上がり、先行するチームを追いかけて必死に頑張ってくれました。第6中継所に現れた鷲見選手の膝は、真っ赤に鮮血に染まっていました。仲間が運んだタスキを繋がらなければという強い思いが、7区近藤幸太郎選手のところまで走らせたんだと感じました。7区アンカー近藤幸太郎選手にも彼本来の走りをさせてあげられず、前半から攻めて1つでも順位を上げるための走りとなってしまいました。結果すべての区間で、それぞれの持ち味を生かすレースはできず、残念ながら総合21位という悔しい結果となってしまいました。レース後の一般選手2人に言わせてしまった「8位入賞できずに申し訳ありませんでした。」の言葉は、申し訳ない思いと同時に、入賞するために真剣に調整し、本気で走ってくれた気持ちが伝わってきました。もっともっとチーム一丸となって、8位入賞
(もちろん優勝を目指し)という目標に対して常に意識をしていくことを決意させてくれました。来年の広島に向けて、チーム愛知頑張ります。
        


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